免疫は万能 ノドと腸で戦う

私は子供の頃は良く熱を出したり、喉が痛くなったり、また下痢をしたりと色々な症状(病気)を経験してきました。一週間も熱が引かず学校を休むことも。

 しかし大人なるにつれ風邪をひく事が減っていき、最近ではほどんど風邪もひかなくなりました。みなさんも同じような経験をしてきてはいませんか。

 人間の身体はウイルスなどの病原体にさらされながらも、非常に精密に構成された免疫システムで防御し、それを学習していくことで様々な病原体に対する免疫が強化されていきます。

 

左の図は、ノド・気道にある

リンパ濾胞(ろほう)』と呼ばれる部分。 

 病原性微生物やウイルスをキャッチして樹状細胞など様々な免疫細胞が連携して抗体を作っていきます。 そして粘液線から抗体を含む粘液が喉・気道を守ってくれるわけです。

 同じようなことが腸管でも行われており、ノドと腸は免疫の要とも言える部位になります。腸を整え、乾燥を防いでノドをいたわり、免疫システムがいつも正常に働くようにしておくことが肝要ですね

 

<出典> カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二 著